競馬解析ソフトTARGETは使いこなせれば、かなり自由にデータ分析をできるのですが、使い慣れるまでは操作や見方が難しいと感じる方もいると思います。ここでは、TARGETの出馬表からできる全16項目を解説します。この記事では概要のみの説明となります。詳細は別の記事のリンクを記載していますので、そちらを参照して頂ければと思います。
出馬表の見方
出馬表を開くと以下のような画面になります。馬の基本的な情報が表示されています。下の赤い枠で囲ったタブを選択すると表示する項目を選択することができます。詳細は以下の記事に記載しています。
また、青い線で囲った部分が、この出馬表からできる操作一覧になります。画面の上の部分と下の部分両方にあるのですが、基本的にはどちらも同じです。どちらからでも操作することができます。また、下の図のように、上に配置されているボタン設定にて、表示させたい項目を選択することもできます。
これ以降は、出馬表画面に表示される以下の操作メニューの説明をしていきます。
- タイムランク
- その他ランク
- 対戦成績
- 傾向検索
- 開催分析
- 坂路調教
- 血統表
- 勝負服等
- オッズ画面
- 買い目・投票
- オッズ投票
- レース結果
- ファイル出力
- 外部ファイル
- パドック映像再生
タイムランク
タイムランクは各馬の過去のレースタイムを比較することができます。補正タイムも用意されていますので、距離が異なるレースでも比較することが可能です。また、比較するレースの距離や条件を限定したりすることができるので、馬の実力を比較する際に活用することができます。
その他ランク
基本的にはタイムランクと表の見方は同じですが、その他ランクではタイム以外の観点で、さまざまなランクを比較することができます。着度数、騎手、調教師の比較もできますし、TARGETでは「ZI指数」「マイニング指数」「対戦マイニング」の指数が用意されていますが、それらを一括して比較することもできます。
対戦成績
対戦成績は過去に同一条件のレースに出場したことがある馬の結果を比較することができます。着順やタイムを確認することができますので、相対的な馬の実力を比較することができます。
傾向検索
傾向検索は同一条件の過去のレースの成績を検索することができます。騎手やコースなど様々な条件を指定して、過去の結果を集計することができますので、騎手の得意不得意や同一条件の種牡馬の特徴などを把握することができます。
開催分析
開催分析は、現在の開催回の成績のみを抽出することができます。最近調子が良い騎手や成績が良い調教師などを調べることができます。
坂路調教
坂路調教は各馬の調教タイムを比較することができます。競馬新聞などでは調教タイムの解析は難しいのですが、この機能を使えば簡単に調教タイムの比較を行うことができます。
血統表
血統表はその名の通り、血統表の詳細を確認することができます。かなり詳しい血統情報を確認することができるので、血統をしっかり勉強している上級者向けの項目になるかと思います。
勝負服等
勝負服の柄や馬の除外情報を知ることができます。画面右下の「全取得」を選択することで、勝負服の柄を読み込むことができます。
オッズ画面
オッズ画面では、単勝から3連単まですべてのオッズを確認することができます。事前に出馬表でオッズ取得をしておくようにしましょう。
買い目・投票
IPAT GOなどと連携して買い目を入力し、TARGETから直接馬券を購入することができます。すべての券種の投票もできますし、ボックスやフォーメンションや1頭軸など様々な方式で買い目を設定することができます。
オッズ投票
オッズ投票はオッズ画面と基本的には同じなのですが、オッズの値を選択すると直接その買い目をリストに登録することができます。また、合成オッズも確認できるので、買い目が多い少ないなどの判断もできます。
レース結果
レース結果は各馬の着順、タイム、ペース、通過順位などを確認することができます。また、コメントを入力することができますので、次のレースの予想に役立てることもできます。
ファイル出力
出馬表の情報をファイルに出力することができます。ファイルの出力方法は以下のように様々な方法が用意されており、自分にあった出力方式を選択することができます。
外部ファイル
外部ファイルは自分で作成したメモやコメントを開くことができます。レース結果をメモしていない人にとっては不要ですが、レース結果をメモをしている場合にはこのメニューから開くことができます。
パドック映像再生
パドック映像再生を選択すると以下の画面に移動します。JRAレーシングビュアーで会員登録されている方やJRA-VAN IDで動画サービスを利用されている方は、PC上で動画を視聴することができます。
まとめ
以上で出馬表で操作できる全16項目の解説でした。解析方法が増えるとレースも楽しくなります。今回の記事が役に立てば幸いです。
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